
中国通史で辿る名言・故事探訪(武帝の即位)
「専制皇帝・武帝の即位」
◇ 前漢(西漢)時代 ◇
前141年、大子・徹が即位した。
母は先代・景帝の王皇后である。武帝の即位の後は王太后という。
王太后の異父弟の田蚡(でんぷん)と田勝も列侯となり、王太后の実母
である臧児(ぞうじ)は平原君に取り立てられた。
また王太后の妹は、曽ては共に景帝の後宮に入り、景帝の子を四人も
儲けていたが早死にしていた。だがその四人の遺児も王となった。
武帝が即位したのは十八歳であったが、その当初は叔母の館陶大長公主
や叔母の竇(とう)太后の支援で即位できたという事情もあって、独自の
親政は今しばらく時を待たねばならなかった。
王太后が摂政となり、丞相には文帝の皇后(竇氏)の従弟の子・竇嬰が、
大尉には王太后の義弟・田蚡(でんぷん)が収まった。
さらに武帝の背後には、祖母になる竇太后が睨みをきかせていた。
武帝は元号を創始し、即位年の元号を「建元」と定めた。
武帝の在位期間は、五十五年に及んだが、改元すること十一回に及んだ。
「史記 平準書・封禅書」
◇ 前漢(西漢)時代 ◇
前141年、大子・徹が即位した。
母は先代・景帝の王皇后である。武帝の即位の後は王太后という。
王太后の異父弟の田蚡(でんぷん)と田勝も列侯となり、王太后の実母
である臧児(ぞうじ)は平原君に取り立てられた。
また王太后の妹は、曽ては共に景帝の後宮に入り、景帝の子を四人も
儲けていたが早死にしていた。だがその四人の遺児も王となった。
武帝が即位したのは十八歳であったが、その当初は叔母の館陶大長公主
や叔母の竇(とう)太后の支援で即位できたという事情もあって、独自の
親政は今しばらく時を待たねばならなかった。
王太后が摂政となり、丞相には文帝の皇后(竇氏)の従弟の子・竇嬰が、
大尉には王太后の義弟・田蚡(でんぷん)が収まった。
さらに武帝の背後には、祖母になる竇太后が睨みをきかせていた。
武帝は元号を創始し、即位年の元号を「建元」と定めた。
武帝の在位期間は、五十五年に及んだが、改元すること十一回に及んだ。
「史記 平準書・封禅書」
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