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    中国通史で辿る名言・故事探訪(兵は戢めて時に動かす)

      「先王は徳を輝かして兵を観しめ。誇示すること)さず

      それ兵は戢(おさ。=収)めて時に動かす

      動かせば則ち威(おそ)る。観せば則ち玩(けが。懿徳が)る。 

      玩るれば則ち震(おそる。威厳が)る無し。

      この故に周の文公(周公旦の死後の諡号)の頌に曰く、

      『載(すなわ)ち干戈を収め、載ち弓矢を嚢(のう)にす。

      我 懿徳(=美徳)を求め、時(こ)の夏に肆(つら)ぬ。

      允(まこと)なるかな王(武王)のこれを保つこと。』

       ※ 時の夏とは、この国の意。

         夏は、自国を称する接頭語である。

      先王の民を治めるには、利を務めて害を避け、道徳を慕って威厳を

     懼れるようにさせました。

      それで、天下をよく保つことが出来たのです。

      また先王の制によれば、喩え来朝しない国があったとしても、出来る

     限りの手段を尽くして心服させようと致しました。

      それでも来朝しなければ、更に一層 徳を重ねて、遠征しようとして

     民を苦しませるようなことはしませんでした。

      そこで近国は言うに及ばず、僻遠の国も信頼しないものはありません

     でした。

      今 犬戎の国の君・大畢と伯士が亡くなってから、犬戎はその外交

     慣例に従って来朝致しました。

      然るに天子様は、

      「余は必ず其の不享を責めて征伐し、兵威を誇示しよう」と仰せになり

     ました。

      臣の聞くところ、『犬戎の君・樹は慎んで先代の徳に従い、終身専一に

     守り通す』と言っております。

      きっと、我が王朝軍に抵抗致しましょう、と。

      だが穆王は聞き入れず、遂に出兵した。

      しかし勇躍 遠征に出かけたものの、白い狼 四頭と白い鹿 四頭

     を得て虚しく帰還した。

      そして、この事を以って夷荻は入朝しなくなった。

                          『国語』周語



      
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    テーマ : 中国古典・名言
    ジャンル : 学問・文化・芸術

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    tyouseimaru 河野長生

    Author:tyouseimaru 河野長生
    出身地は四国八十八か所参りの発心の阿波、大阪を終の棲家とする。
    歴史好きで、城郭・神社仏閣・歴史遺跡巡りが趣味となる。
    歴史小説や時代小説を好み、往年の著名な時代小説の類は概ね完読と、自負している。

    自薦
    自著「中国通史で辿る名言・故事探訪」の 上・中・下の3巻を、 近い内に「電子書籍」での出版を予定しています。 今年一年間は、さらに工夫を加えるなどして、補記訂正などの校正を第一義としています。       
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