FC2ブログ
    コンテントヘッダー

    中国通史で辿る名言・故事探訪(匹夫 罪無し)

     「匹夫 罪無し、玉を懐いて其れ罪あり」

                        春秋時代

      魯の桓公十年(前702年)春、初め虞国の虞叔は、世にも稀な玉を

     保有していた。

      虞叔の兄であり君侯の虞公は、弟に之を求めた。

      だが虞叔は、その時は献上しなかった。

      ところが虞叔は、やがてそのことを後悔し始めて謂った。

      「周諺(周の諺)、之有り。

      『匹夫罪無し、玉を懐いて其れ罪あり』と。

      ※ 平凡な民は本来はいわれなき殃いは無縁のものだが、

        身分不相応な宝玉を持つと、殃を呼び寄せる。

      吾なんぞ此れを用いん。其れ以って害を賈(か)うなり」と。

      即ち潔く献上した。

      すると、今度は宝剣を求められた。

      虞叔曰く、

      「是れ厭くこと無きなり。厭くこと無くんば、将に吾に及ばんとす」と。

      (=兄は満足ということを知らない。満足を知らなければ、その内 

       吾が命にも及ぶであろう。)

      遂に来たるべき将来のことを危惧して、虞叔は先手を打って兄の虞公を

     攻めたてたので、虞公は共地へ逃亡した。

                        「春秋左氏伝 桓公十年」

      にほんブログ村 哲学・思想ブログ 名言・格言へ
    にほんブログ村  
      
    スポンサーサイト

    テーマ : 中国古典・名言
    ジャンル : 学問・文化・芸術

    コンテントヘッダー

    コメントの投稿

    非公開コメント

    プロフィール
    プロフィール

     河野長生   tyouseimaru

    Author: 河野長生 tyouseimaru
    出身地は四国八十八か所参りの発心の阿波、大阪を終の棲家とする。
    歴史好きで、城郭・神社仏閣・歴史遺跡巡りが趣味となる。
    歴史小説や時代小説を好み、往年の著名な時代小説の類は概ね完読と、自負している。

    自薦
    自著「中国通史で辿る名言・故事探訪」の 上・中・下の3巻を、 近い内に「電子書籍」での出版を予定しています。 今年一年間は、さらに工夫を加えるなどして、補記訂正などの校正を第一義としています。       
    最新記事
    月別アーカイブ
    最新コメント
    最新トラックバック
    カテゴリ
    天気予報

    -天気予報コム- -FC2-
    おきてがみ
    おきてがみ
    twitter
    このブログの訪問者
    BLOG RANKING
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    Powered By FC2ブログ

    今すぐブログを作ろう!

    Powered By FC2ブログ

    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR
    メールフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

    <
      /body>