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    中国通史で辿る名言・故事探訪(管仲、斉の宰相となる)

     「管仲、斉の宰相となる」

                        春秋時代

      魯に抑留されていた管仲は、「管鮑の交わり」の故事で有名な鮑叔牙

     の配慮で斉の桓公を焚き付けて、斉に帰国することが出来た。

      鮑叔牙は管仲との再会を喜び、早速 城中に管仲を帯同し桓公に

     面謁させた。

      拝謁してから管仲がこれまでの君に対する非礼を詫びると、桓公曰く、

      「斉はいま国を富まし、兵を強くせねばならぬ時である。

      この度 お前の大才を用いることが出来て喜ばしく思う」と。

      自分の命を狙ったこともある管仲に恨みの一つも言わず、直ちに

     大夫に任じ、施政の大権を委ねた。

      桓公は幕下に鮑叔牙・高傒(こうけい)たちも交えて、共に政治の

     改革に取り組んだ。

      管仲は桓公と相談の上、各部署の長たる人材を推挙して任じた。

      大行(たいこう。主席外交官)には、礼に明るく賓客の応対に長けた

     隰朋(しゅうほう)を、大理(司法官)には頭脳明晰で財物に潔白な、

     また人情の機微に長けた在野の処士の弦商を、太田(農務官)には、

     荒れ地を開墾して食糧増産に優れた手腕を発揮する在野の処士の

     寧武(ねいぶ)を、大司馬(軍旅の総司令官)には、戦場に赴くこと

     我が家に帰るが如き勇猛果敢な公子・成父を、君主に逆らってでも、

     敢えて強く諌めることの出来る東郭牙を諫官に任用した。

                       「国語・斉語」

      ※ 大行(たいこう)は、本来は「大行人(だいこうじん)」といい、

        周から戦国時代にかけての官名で、外国の賓客の接待を司った。

         漢代 以後は、「大鴻臚(だいこうろ)」という。

        当時の斉には上卿の国氏と高氏がおり、

        管仲が執政になってからも、彼ら両人の地位は不動であり、

        管仲が上位に座るものではなかった。



        

      

      

      
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    テーマ : 中国古典・名言
    ジャンル : 学問・文化・芸術

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    tyouseimaru 河野長生

    Author:tyouseimaru 河野長生
    出身地は四国八十八か所参りの発心の阿波、大阪を終の棲家とする。
    歴史好きで、城郭・神社仏閣・歴史遺跡巡りが趣味となる。
    歴史小説や時代小説を好み、往年の著名な時代小説の類は概ね完読と、自負している。

    自薦
    自著「中国通史で辿る名言・故事探訪」の 上・中・下の3巻を、 近い内に「電子書籍」での出版を予定しています。 今年一年間は、さらに工夫を加えるなどして、補記訂正などの校正を第一義としています。       
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