
中国通史で辿る名言・故事探訪(秉去三惑)
「秉去三惑(へいきょさんわく)」
◇ 後漢(東漢)時代 ◇
後漢の楊秉(ようへい)が、常に「三つの誘惑」を絶ったという故事。
この楊秉は、「楊震の四知」の故事で有名な楊震の子である。
楊秉は仕える天子こそ違ったが、桓帝の御世に、父と同様に
三公の一つである大尉に任ぜられた。
朝廷に変事があると、君に忠を尽くして正しく諌め、その多くは
受け入れられたと謂われる。
彼は酒を嗜まず、また妻を早く亡くしたが、後添えを貰おうとは
しなかった。
そのような彼の清廉潔白な人柄は、高潔にして有徳の人として
人々に尊崇された。
彼自身は、“常に三つの不惑を有す”と、人にも語り、己が戒め
ともしていた。
その不惑とは、「酒・女色・財」であり、彼自身は当にその通りの
有言実行であったと言われる
「蒙求 秉去三惑」
◇ 後漢(東漢)時代 ◇
後漢の楊秉(ようへい)が、常に「三つの誘惑」を絶ったという故事。
この楊秉は、「楊震の四知」の故事で有名な楊震の子である。
楊秉は仕える天子こそ違ったが、桓帝の御世に、父と同様に
三公の一つである大尉に任ぜられた。
朝廷に変事があると、君に忠を尽くして正しく諌め、その多くは
受け入れられたと謂われる。
彼は酒を嗜まず、また妻を早く亡くしたが、後添えを貰おうとは
しなかった。
そのような彼の清廉潔白な人柄は、高潔にして有徳の人として
人々に尊崇された。
彼自身は、“常に三つの不惑を有す”と、人にも語り、己が戒め
ともしていた。
その不惑とは、「酒・女色・財」であり、彼自身は当にその通りの
有言実行であったと言われる
「蒙求 秉去三惑」